二人の足跡を語るうえで欠かせないのが、1970年代の演芸史に刻まれた圧倒的な漫才経歴です。姉妹は海原お浜・小浜門下に入門し、1971年に「海原千里・万里」としてプロデビューを果たしました。
妹・千里(現・上沼恵美子)さんの機関銃のような鋭いボケに対し、姉・万里さんが上品かつ的確にいなす絶妙な掛け合いは、瞬く間に全国のお茶の間を虜にしました。デビュー間もなく上方漫才大賞をはじめとする数々の賞を総なめにし、若手女性漫才師のパイオニアとして不動の地位を築き上げます。
1976年にリリースされた楽曲『大阪ラプソディー』は、累計40万枚を超える大ヒットを記録。漫才師の枠を超えた国民的スターとして、テレビ・ラジオ・舞台に引っ張りだことなる黄金期を迎えました。