かつて活発に更新されていたInstagramのアカウントは、数々のトラブルや炎上を契機に非公開化や投稿削除を繰り返してきた。現在のSNS運用は、かつてのような無防備なプライベートの露出を避け、計算された美意識とメッセージ性を持たせる方向へとシフトしている。アップされる写真のトーンは抑制され、生活感よりも抽象的な風景や厳選されたビジュアルが目立つ。
一方で、YouTubeをはじめとする動画プラットフォームの活用についても、慎重な検討が重ねられてきた。動画は肉声や表情がダイレクトに伝わるため、支持層への訴求力が高い反面、批判的なコメントに晒されるリスクも伴う。そのため、オープンな場での大規模展開ではなく、限定公開や限定ライブ配信など、安全が担保されたクローズドな空間でのコミュニケーションを優先する姿勢を崩していない。ファンとの距離感をミリ単位で測り直す試行錯誤が今も続いている。