第一線で活躍を続けるお笑い界屈指の知性派MC、上田晋也。彼のキャリアを語る上で欠かせないのが、早稲田大学中退という波乱に満ちた選択と、相方である有田哲平とのコンビ「くりぃむしちゅー」結成にまつわる秘話だ。高偏差値を誇る学歴を持ちながら、なぜ彼は周囲が羨むキャンパスライフを自ら手放したのだろうか。
早稲田大学第一文学部に在籍していた当時、上田はすでにお笑いへの情熱を抑えきれなくなっていた。大学の講義に通う傍ら、自分の本当の居場所は教室ではなく舞台の上にあると確信するようになる。そして意を決し、高校時代の同級生であった有田哲平を誘ってお笑いコンビを結成。「海砂利水魚(のちのくりぃむしちゅー)」としての第一歩を踏み出した。
大学を中退するという決断は、当時の常識からすれば無謀そのものだった。しかし、自ら退路を断ったことで、お笑いに対する覚悟は不動のものとなった。この決断こそが、後に彼らを日本を代表するお笑いコンビへと押し上げる最大の原動力となったのである。