長年現場を守り続けてきたベテランスタッフが、貴重な舞台裏の素顔を明かしてくれた。楽屋に一歩足を踏み入れると、壁一面にはここを通過していった名立たるミュージシャンたちの直筆サインとメッセージが隙間なく刻まれている。
「どんなにビッグになったアーティストでも、このステージに立つと新人の頃のような鋭い目つきに戻るんです。客席との距離がわずか数十センチという至近距離だからこそ、嘘がつけない。演者と観客のエネルギーがダイレクトにぶつかり合って、楽屋まで床が揺れるほどの振動が伝わってきます」。スタッフの誇らしげな笑顔が、現場の圧倒的なライブ感を物語っていた。