六代目体制の発足以降、強大な統制力と資金力で組織の中枢を担い続けてきた三代目弘道会。その影響力は依然として絶大だ。もし竹内照明会長が順当に若頭のポストへと昇格すれば、弘道会による支配体制は今後も揺るぎないものとなる。
しかし、組織の全容を維持するためには、関西や他地域の有力ブロックに対する配慮も欠かせない。反弘道会感情を巧みに抑え込みつつ、結束を固めるための「サプライズ人事」が画策されているとの見方も根強い。直参組長の電撃的な引退や降格、あるいは若手抜擢による世代交代の加速など、水面下で練られる再編案は多岐にわたる。
かつてのように武力で序列を決める時代は終わった。現在進行形の人事抗争は、誰が組織の資金源と直参たちの忠誠心を完全に掌握できるかという、極めて現実的かつ政治的な権力闘争へと変貌を遂げている。