既存の砂利を活かしたDIYはコスト面で大きな魅力がありますが、すべての現場に適応できる万能の手法ではありません。住環境の快適性と資産価値を守るため、自身がどちらの条件に当てはまるかを冷静に見極める必要があります。
▼ 砂利を残したDIY施工が向いているケース
敷かれている砂利が細かな砕石(粒度20mm以下)であり、庭全体の勾配(水勾配)が道路や排水溝に向かって適切に確保されている場合です。また、プレートコンパクターを借りて自力で運搬・操作できる体力があり、「業者費用を浮かせ、週末のDIY作業を楽しめる」という人であれば、川砂充填工法によって十分実用に耐えうる美しい景観を作り出せます。
▼ 砂利を完全撤去すべき(または業者へ依頼すべき)ケース
粒の大きな玉砂利(30〜50mm以上)や、丸くて滑りやすい川砂利が一面に敷き詰められている庭です。丸石はどれほど上から圧力をかけても噛み合わず、将来的に必ず地盤沈下のような波打ちを引き起こします。また、もともと大雨のたびに水たまりができる水はけの悪い土地や、敷地境界との高低差(GL)に余裕がなく、砂を盛ると雨水が住宅の基礎やサッシを越えてしまう恐れがある場合は、無理なDIYを諦め、残土・砂利撤去の実績が豊富な外構業者に依頼するのが結果として最も安上がりです。