マホロアというキャラクターの最大の魅力は、その強烈な「ギャップ」にある。『星のカービィ Wii』で初登場した際、彼は宇宙船ポップスターの修理をカービィたちに依頼する無害な旅人として現れた。しかし物語終盤で見せた大裏切りと、その後の改心・商魂たくましいショップ経営者への転身という波乱万丈な歴史が、ファンの創作意欲を掻き立てて止まない。
「裏切りの過去があるからこそ、ちょっとした照れ顔やドジを踏む姿がとびきり愛おしく見える」と、長年カービィファンアートを描き続けている人気イラストレーターは語る。完璧な善人ではない。ずる賢くて、商売上手で、でもどこか抜け目があって憎めない。この絶妙な人間味(ならびにハルカンドラ味)が、絵師たちの「いじりたい」「可愛がりたい」という創作欲求を刺激し続けているのだ。