広陵高校の卒業生は、高卒プロ入りだけでなく、大学や社会人を経由してプロの門を叩く選手が多い点が大きな特徴です。技術的な完成度のみならず、基礎体力と精神力が成熟した状態でプロ入りするため、即戦力として長く定位置を掴む傾向にあります。
現在NPBで躍動する主な現役選手を見ていくと、その層の厚さに圧倒されます。
横浜DeNAベイスターズでキャプテンを務め、首位打者と最多安打のタイトルを獲得した佐野恵太は、広陵高校から明治大学を経てドラフト9位指名から球界屈指のクラッチヒッターへと登り詰めました。泥臭くバットを振り込み、逆境から這い上がったその姿は、広陵魂の象徴といえます。
読売ジャイアンツの屋台骨を支え続ける小林誠司は、広陵から同志社大学、日本生命を経てドラフト1位で入団。卓越したキャッチング技術と強肩「小林バズーカ」、そして卓越したインサイドワークで長年にわたり投手陣を牽引してきました。
さらに、2017年夏の甲子園で1大会個人最多本塁打記録(6本)を樹立し、地元・広島東洋カープへドラフト1位で入団した中村奨成も勝負のシーズンを戦っています。捕手から外野手への挑戦など試行錯誤を重ねながらも、持ち前の鋭いスイングと高い身体能力でチームの打線を活性化させています。
加えて、大学球界で圧倒的な実績を残しドラフト1位でプロ入りを果たした大型遊撃手・宗山塁など、次世代を担う広陵出身のスター候補たちも着実に球界の中心へと台頭しています。