対戦環境での強さと、キャラクターとしての人気は必ずしも一致しません。株式会社ポケモンが実施した公式人気投票(「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」など)やSNS上のコミュニティにおける議論を分析すると、ユーザーが御三家に求める価値観の多様性が見えてきます。
人気投票で歴代総合1位を獲得したゲッコウガや、根強いファン層を持つリザードン、ジュナイパーなどは、アニメ版での劇的な活躍や「忍」「ドラゴン」「弓使い」といった明確なモチーフ付けが受けています。対戦で猛威を振るうガオガエンが「強いが相手にすると厄介」というプロ好みの評価を受けるのに対し、ビジュアルや世界観に惹かれた層からの支持はスタイリッシュな人型最終進化系に集中する傾向があります。
また、近年の育成環境の緩和に伴い、御三家の色違い厳選や「オシャボ(オシャレボール)」へのこだわりもコミュニティを過熱させています。黒を基調としたリザードンやゲッコウガ、鮮やかな紫色に変化するマスカーニャなど、色違いのカラーリングが秀逸な個体は、交換掲示板やSNS上で常に最高峰の価値で取引されています。