セリーヌ・ディオンが公表したスティッフパーソン症候群(Stiff-Person Syndrome)は、100万人に1人程度しか発症しないとされる極めて稀な自己免疫性の神経疾患です。全身の筋肉が激しく硬直・痙攣し、予期せぬ刺激や精神的ストレスによって骨折を伴うほどの筋収縮が引き起こされることもあります。
2026年に世界配信された公式ドキュメンタリー映画『アイ・アム セリーヌ・ディオン 〜病との闘いの中で〜』では、発作によって全身が硬直し、声も出せず涙を流す生々しい姿が包み隠さず公開され、世界中に大きな衝撃を与えました。一時は「日常生活の基本動作すらままならない」と報じられましたが、現在の病状は専門医療チームの手厚いサポートのもと、症状のコントロールが可能な安定期に入っています。
現在彼女は、神経内科医や理学療法士、ボイストレーナーで構成された専属チームとともに、週5日間の過酷なトレーニングプログラムを日課としています。薬物療法と神経リハビリを組み合わせることで、突発的な発作の頻度を抑え、自立した穏やかな日常生活を取り戻しています。