原作者である武内直子が講談社の『なかよし』で連載を開始した当時、外部太陽系戦士の導入は物語のトーンを劇的に大人向けへとシフトさせる挑戦であった。中でも天王はるか/セーラーウラヌスの設定には、初期構想段階から多くの試行錯誤が重ねられている。
初期のキャラクター設定ノートによると、はるかは「男であれ女であれ、両方の強さと美しさを持つ存在」として設計されていた。原作コミックスにおける「男であり女である、どちらの性別も超越した存在」という公式設定は、当時の少年少女向けメディアとしては極めて先鋭的だ。また、彼女が愛用するレーシングカーやヘリコプターといった莫大な資産の背景には、外部太陽系戦士として地球外からの脅威を監視するための単独資金源という、本編では語られきれなかった裏設定も秘められている。