DJ LOVEがマスクを着用している背景には、単なる演出にとどまらないバンド黎明期の交代劇が深く関係しています。
実は現在のDJ LOVEは「2代目」にあたります。インディーズ初期に活動していた初代DJ LOVEは、FukaseやNakajinの高校時代の同級生であり、当時はピエロのマスクを被りながらDJプレイを担当していました。しかし、初代メンバーが自身の音楽性や進路の都合により脱退を決意した際、「バンドのトレードマークであるピエロをそのまま引き継ぐ」という条件で招かれたのが、同じく学生時代からの友人であった現在の2代目DJ LOVEでした。
彼が現在もマスクを被り続ける決定的な理由は、主に次の3点に集約されます。
- 世界観の維持:ファンタジーと現実の境界を曖昧にするシンボルとしての役割。
- 前任者へのリスペクト:初代が築いたピエロというキャラクター性を途切れさせずに継承するため。
- プライベートの完全な保護:マスクを外せば一般人として日常生活を穏やかに送れるという実用的なメリット。
メンバー自身もインタビューで「LOVEが街を普通に歩いていても誰にも気づかれない」と語っており、オンとオフを極端に切り替えられる点が長期的なバンド活動における精神的安定にも寄与しています。