知る人ぞ知る名店を掘り起こすため、現役学生で構成される「東京大学ラーメン同好会」のメンバーに独自取材を敢行した。彼らの舌は驚くほど肥えている。年間数百杯を食べ歩く猛者たちが口を揃えて推薦するのは、大通りから一本入った路地に佇む隠れ家的な店や、看板すら控えめな実力店ばかりだ。
東京大学の本郷キャンパス周辺では、雑味を極限まで削ぎ落とした淡麗系の醤油や、煮干しの旨味を濃密に抽出したセメント系スープが圧倒的な支持を集める。一方、教養学部が置かれる駒場キャンパス側では、若さを後押しするガッツリ系のまぜそばや独創的なつけ麺が独自の進化を遂げている。学生証の提示でトッピングが追加される昔ながらの温かさと、最先端の調理技術が同居するこのエリアは、一度足を踏み入れたら抜け出せない魅力に満ちている。