磯野家で飼われているペットの代表格であるタマですが、その基本ステータスを正確に把握している人は意外と少ないかもしれません。タマの公式設定における性別は「オス(男の子)」です。作中でも近所の可愛いメス猫に一目惚れして恋煩いを起こすエピソードが度々描かれており、立派な男の子としてのアイデンティティを持っています。
気になる猫種(品種)については特定の純血種ではなく「日本猫の雑種(ミックス)」とされています。年齢は公式に明言されていないものの、人間の年齢に換算すると青年期(人間の20代前後)のような落ち着きと、時折見せる無邪気さを併せ持っています。首元に光るトレードマークの「赤い首輪と大きな黄色い鈴」は、おっちょこちょいなサザエさんたちがどこにいてもタマの居場所がわかるように付けられた愛の証でもあります。
では、なぜタマは全身が「真っ白な猫」としてデザインされたのでしょうか。そこにはアニメ黎明期ならではの制作事情が存在します。原作漫画に登場する猫たちはブチやトラ柄など様々でしたが、アニメ化にあたり「畳や木造家屋の茶色い背景の中でもパッと画面映えし、視聴者の子どもたちが一目で識別しやすいシンプルな配色」として純白の毛並みが採用されたという経緯があります。