京都のテレビ欄を語る上で欠かせないもう一つの巨大な要素が、KBS京都 深夜アニメ放送枠の存在感です。1990年代後半から2000年代のUHFアニメ草創期より、KBS京都はサンテレビやTOKYO MXと並ぶ「独立局アニメ放送の重要拠点」としてアニメファンから絶大な支持を集めてきました。
京都には世界的アニメーションスタジオである「京都アニメーション」が拠点を置いていることもあり、作品の舞台モデル(聖地)となった京都の街並みが、KBS京都の電波に乗って府民のリビングへ届けられるという特別な文化土壌が存在します。新作アニメの放送スケジュールにおいても、東京キー局やTOKYO MXとほぼ同時刻、あるいは関西最速で地上波オンエアされるタイトルが毎クール多数ラインナップされています。
動画配信プラットフォーム(ABEMA、TVer、dアニメストアなど)が普及した2026年においても、「録画保存した際の実効ビットレートや画質の高さ」「リアルタイム実況コミュニティとの一体感」を理由に、KBS京都の深夜枠を地上波アンテナで直接受信して視聴する熱心なファン層が盤石の基盤を保っています。改編期(1月・4月・7月・10月)には、KBS京都の公式Web番組表で深夜枠の放送日時を細かく確認することが関西のアニメ視聴者にとっての恒例行事となっています。