この比類なき鮮度と品質を地域ブランドとして確立し、持続可能な食文化として次世代へ継承するための取り組みが急速に進んでいる。その中核を担うのが、兵庫県漁業協同組合連合会や地元の流通業者、飲食店が一体となって推進する「兵庫県産昼網鮮魚推進プロジェクト」だ。
このプロジェクトは、地産の新鮮な魚介類を適正な価格で安定供給する仕組みを構築し、地元の水産業を活性化させると同時に、伝統的な和食の技術を継承することを目的としている。地元の和食料理人たちは、昼網で届いた魚の個性に合わせた絶妙な締め方や熟成の手間を施し、一皿の料理へと昇華させる。地方都市の食文化保護と水産業の再生を模索するモデルケースとして、全国からも熱い視線が注がれている。