家庭内の歪みが決定的な破綻を迎えたのは1998年のことだった。当時、高校生だった次男の高橋祐也が覚醒剤取締法違反の疑いで警視庁に逮捕されたニュースは、日本中に衝撃を与えた。その後も2000年、2007年、2018年、そして2026年と、逮捕劇は繰り返されることになる。
更生を誓い、舞台俳優や音楽活動に挑戦した時期もあった。しかし、一度蝕まれた心と依存の連鎖を断ち切ることは容易ではなかった。日本の芸能界において、ここまで何度も法廷に立ち、親の社会的責任が厳しく問われ続けた事例は他に類を見ない。名声の頂点にあった母はCMや舞台の降板を余儀なくされ、記者会見で涙を流す姿がお茶の間に繰り返し放映された。