三浦瑠麗氏の真価は、言うまでもなくその卓越した学術的背景にある。東京大学大学院農学生命科学研究科から法学政治学研究科へと進み、国際政治学の博士号を取得した経歴は伊達ではない。防衛や外交政策に関する論考は極めて緻密であり、理論的バックボーンに支えられた言説は各方面から高い評価を受けてきた。
権力に対する忖度を排し、独自の視点から直言するスタイルは、時として激しい賛否両論を巻き起こした。だが、政治言論界において彼女ほど鮮烈な印象を残し、議論のパラダイムを提示し続けた存在は珍しい。容姿やスタイルばかりが注目されがちなネット空間の裏側には、膨大な文献読破と緻密なリサーチに裏打ちされた真摯な研究者としての姿が存在している。