彼女の歩みを振り返ると、その美的感性の深化がよくわかる。成長期限定ユニット「さくら学院」の初期メンバーとして活動していた十代前半、彼女は可憐で清純なアイドル像を体現していた。その後、ティーン向けファッション誌『Seventeen』の専属モデルに抜擢されると、同世代のカリスマ的アイコンへと一気に駆け上がる。当時の彼女は、爽やかで親しみやすいスタイルが中心であり、肌に装飾を施すような表現は一切見られなかった。
転機となったのは、モデルとしての活動の場をグローバルなラグジュアリーブランドやハイファッション誌へと広げた時期だ。単なる「服を着るモデル」から「空間と身体を表現するアーティスト」へと脱皮を果たす中で、ボディアートに対する意識も大きな変化を遂げた。肌を真っ白なキャンバスに見立て、一時的なアートを纏うことで自身のグラマラスかつミステリアスな魅力を引き立てる表現手法を完璧に手に入れたのだ。