100均オイルの性能を最大限に引き出し、車体を汚さないための正しいメンテナンス手順を解説します。作業時間はわずか3分程度です。
【用意するもの】
・100均の自転車用万能オイル(液体ボトルタイプ推奨)
・不要になった布(ウエス、着古したTシャツなど2枚)
・軍手またはビニール手袋
ステップ1:古い油汚れと砂埃を拭き取る
いきなり新しい油を差してはいけません。ウエスでチェーンを軽く握り込み、ペダルを逆回転させて表面の黒ずんだ油泥やホコリをあらかじめ拭き取ります。このひと手間だけで、油の浸透率が大幅に向上します。
ステップ2:チェーンの「コマ」の内側に1滴ずつ差す
オイルボトルの先端をチェーンの内側(下側のチェーンライン)に近づけ、チェーンのコマとコマをつなぐローラー部分に1滴ずつ注油していきます。スプレー式の場合は、チェーンの後ろにウエスを当てて余計な飛散を防ぎながら少量ずつ吹き付けます。
ステップ3:ペダルを回してオイルを全体に馴染ませる
チェーン全体に注油できたら、ペダルを手で10〜20回転ほど逆回転させます。遠心力とコマの屈曲運動によって、金属内部の隙間まで油膜をしっかり浸透させます。
ステップ4:表面の余分なオイルを完全に拭き取る【最重要】
乾いた別のウエスでチェーンを包み、ペダルを数回回して「チェーン表面に残った余分な油」をしっかりと拭き取ります。「油を拭き取ったら意味がないのでは?」と思われがちですが、潤滑に必要な油は金属の隙間(内部)に入り込んでいます。表面にベタベタと残った油は、空気中の砂埃を吸着して真っ黒な汚れを作る原因にしかなりません。
注油の頻度は「月1回」または「雨上がり」が最適
チェーンの注油頻度は、日常的な利用であれば月に1回が目安です。ただし、激しい雨の中を走行した後は油膜が洗い流されやすいため、雨上がりに水分を拭き取ってからすぐ注油することで、嫌なサビの発生を完全に防ぐことができます。