日本プロサッカー選手会(JPFA)の調査によると、プロサッカー選手の平均引退年齢は約25〜26歳とされています。大卒選手であれば入団からわずか3〜4年、高卒選手でも20代前半でスパイクを脱ぐケースが珍しくありません。毎年約100〜150人もの選手がJリーグの舞台を去っています。
早期引退を余儀なくされる最大の要因は、戦力外通告(契約非更新)です。Jリーグは完全な実力主義であり、毎年のように新卒ルーキーや外国人選手が加入して枠を争います。単年契約が基本の世界において、結果を出せなければ即座に契約満了を告げられます。
度重なる怪我も大きな引退理由です。前十字靭帯断裂や軟骨損傷、アキレス腱断裂など、度重なる手術とリハビリの末に本来のパフォーマンスを取り戻せず、ドクターストップや自らの意志で幕を引く選手は後を絶ちません。
さらに、J3やJFLといったカテゴリーにおける経済的事情も直結しています。J3クラブの選手平均年収は約200万〜300万円台にとどまることも多く、アルバイトを掛け持ちしながらプレーを続ける選手も存在します。「家庭を持つタイミング」「30歳を超えてからの再就職の難しさ」を冷静に天秤にかけ、20代のうちに自ら見切りをつけて引退を決断するケースが主流となっています。