サッカーに対する違和感を独自の言語感覚で切り取った代表格が、お笑い界の重鎮であるタモリだ。彼は過去の番組で「手があるのに足だけでボールを扱う」という競技の根本的なルールに対して、奇妙な可笑しさと不自然さを感じると語り、大きな話題を呼んだ。
人類の発達史において最も精巧な器官である「手」をあえて封印し、不器用な足だけでボールを追いかける姿。タモリ独特の観察眼を通すと、それがどこか滑稽で、まどろっこしく見えてしまうという。もちろん競技の難易度や芸術性を否定しているわけではない。しかし、「なぜわざわざ自由な手を縛るのか」という素朴な疑問は、身体性とエンターテインメントの本質を問うタモリならではの鋭い批評と言えるだろう。