防犯性能を高めることは、構造上の「アクセスのしにくさ」を受け入れることと同義です。ご自身の利用目的とリスクの度合いに応じて、最適な選択肢を導き出すための基準を提示します。
防犯特化モデルを即座に導入すべき人
- ヨーロッパ、中南米、東南アジアなどへの海外渡航・一人旅を予定している人:スリや置き引き、切り裂き被害のリスクが極めて高いため、Pacsafeなどの防刃・特殊ロック搭載モデルが生命線となります。
- 高額なノートPCやカメラ機材を日常的に持ち運ぶクリエイター・ビジネスマン:万が一の盗難時の金銭的・情報的損失が甚大であるため、XD Designなどの背面隠しファスナー型が最適です。
- 毎日の通勤で首都圏・関西圏の超満員電車を利用する人:背後が見えない状態でも精神的平穏を保つための必須装備といえます。
通常リュック+簡易対策で十分な人(特化モデルを慎重に検討すべき人)
- 頻繁にリュックから財布、スマートフォン、定期券を出し入れする人:防犯フックやダイヤルロックの解除動作が毎回のストレスとなり、最終的にロックをかけずに使用してしまう本末転倒な事態に陥りがちです。
- 地方都市での自動車移動が中心で、混雑環境に身を置く機会が少ない人:過剰な防犯スペックによるバッグ自体の重量増(800g〜1.3kg超)がデメリットになります。無印良品などの軽量リュックに背面セキュリティポケットを活用する運用で十分対応可能です。