彼のキャリアの原点を語る上で外せないのが、2000年に放送されたスーパー戦隊シリーズ『未来戦隊タイムレンジャー』だ。主人公のタイムレッド/浅見竜也役として見せた本格的な特撮アクションは、当時の子供たちだけでなく大人たちの心も強く惹きつけた。国体出場経験を持つ本格派の空手で培った体幹と軸のブレない蹴り技は、吹き替えなしの迫力に満ちていた。
特撮番組の枠を超えたそのダイナミックなアクションは、後の特撮ヒーロー出身俳優の活躍のあり方を大きく変えたとも言われる。危険を伴う撮影でも一切の妥協を許さず、技の美しさとリアリティを追求する姿勢は、デビュー当初からすでに確立されていたのである。