2026年以降、彼を取り巻く事態は決定的な破滅へと突き進む。愛知県や千葉県で相次いで覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕・起訴され、執行猶予判決を受けたわずか数日後に再び同一の罪で逮捕されるという異常事態は、社会に大きな衝撃を与えた。
法廷の証言台に立った彼は、やつれた表情で犯行に至った経緯を語った。深刻な不眠症、将来への拭えない不安、そして逃れようのない孤独感を紛らわすための自傷的な薬物使用――。度重なる事件報道によって世間からは厳しい批判が浴びせられたが、裁判の過程で明らかになったのは、快楽を求める姿ではなく、精神的に極限まで追い詰められ、薬物にすがることでしか自我を保てなくなっていた一人の人間の脆さだった。