引退後のロナウジーニョの歩みは、決して平坦なものばかりではありませんでした。その最たる例が、2026年3月に起きたパラグアイでの偽造パスポート事件です。
慈善イベント参加や自著のプロモーションのためにパラグアイへ入国した際、偽造された同国のパスポートを所持していたとして、実兄ロベルト氏とともに現地当局に身柄を拘束される事態に発展しました。ブラジルとパラグアイの間は身分証明書のみで自由に行き来できる協定があるため、「なぜ偽造パスポートを使う必要があったのか」と国際的なミステリーとして大々的に報道されました。
刑務所内に収監されたロナウジーニョでしたが、驚くべきことに所内で行われたフットサル大会に出場してチームを優勝に導くなど、持ち前の陽気さで刑務所内でも人気者になっていたエピソードは世界中で話題を呼びました。その後、保釈金を支払って高級ホテルでの軟禁生活へ移行し、約5ヶ月間の身柄拘束を経て、罰金の支払いや司法取引により正式に釈放されました。この波乱万丈なトラブル劇も、良くも悪くも彼らしい伝説の1ページとして語り継がれています。