ロイドフットウェアの製品群は、製造ファクトリーや使用するレザーのグレード、仕上げの工程によって明確なシリーズ分けがなされている。それぞれのラインが持つ特徴と魅力を紐解く。
頂点に君臨する最高峰「マスターロイド(Master Lloyd)」
ロイドフットウェアのフラッグシップラインであり、英国靴作りの極致を表現した最高峰コレクション。厳選された最高級のアノネイ社製カーフレザーなどを採用し、ビスポーク(注文靴)に迫るディテールが盛り込まれている。
- ヒドゥンチャネル(伏せ縫い): アウトソールのステッチを革で覆い隠す繊細な仕上げ。
- ピッチドヒール: 地面に向かって傾斜をつけたエレガントなヒール造形。
- スワンネックステッチ: 白鳥の首のような美曲線を描くレースホール横の縫製。
マスターロイドのモデル名には「WHITEHALL(ホワイトホール)」「SURREY(サリー)」「BERKELEY(バークレー)」など、ロンドンの地名や通り名が冠されており、洗練されたクラシックスタイルを体現している。
実用性とコストパフォーマンスの革新「Vシリーズ(V-Series)」
天候を気にせず履ける実用性を追求したエントリー〜中核ライン。ソールには耐摩耗性とグリップ力に優れたイギリス製「ダイナイトソール(Dainite Sole)」を採用している。雨の多い日本の気候に最適なスペックであり、ビジネスパーソンから絶大な支持を集める。
伝統を色濃く残す定番「Jシリーズ(J-Series)」
英国靴の基本形とも言えるグッドイヤーウェルト製法を用いたスタンダードモデル。堅牢なレザーソールと力強いコバ処理が特徴で、履き込むほどに自分の足に馴染むエイジングの醍醐味を味わえる。