ロバート・レッドフォードを語る上で欠かせないのが、若い頃の圧倒的な美貌とスタイリッシュな佇まいです。カリフォルニア州サンタモニカで生まれ、公称身長は約178cm。抜けるような金髪と澄んだブルーの瞳、端正な顔立ちは「アメリカン・ゴールデンボーイ」と称され、1960年代から1970年代のハリウッドで絶対的なセックスシンボルとして君臨しました。
しかし、そのキャリアは決して順風満帆なルックス頼みのものではありませんでした。学生時代は野球推薦でコロラド大学に進学するも中退し、画家を目指してヨーロッパを放浪。その後、舞台美術を学ぶためにニューヨークへ渡ったことをきっかけに演技の魅力に目覚め、ブロードウェイの舞台やテレビドラマの端役から地道に実力を磨きました。
単なる「ブロンドの美青年」という型にはめられることを嫌い、知性と骨太な反骨精神を持ち合わせた役柄を厳選し続けた姿勢こそが、彼を一過性のアイドルから時代を代表する大スターへと押し上げた原動力です。