白鯨が3体に分裂したことで討伐隊は壊滅の危機に瀕し、白鯨攻略戦の本来の撃破率は数パーセント以下という絶望的な状況に追い込まれました。この局面を打破したのが、スバルの命懸けの奇策です。
スバル自らが囮となった理由
スバルは自らに染み付いた「魔女の残り香」を意図的に濃く漂わせることで、白鯨のヘイトを一心に集めました。地竜パトラッシュとレムと共に地表を疾走し、白鯨の「本体」だけを特定の場所へと誘導したのです。3体のうち、飛行高度が高くマナを供給している個体こそが本体であると見抜いたスバルの観察眼が光りました。
フリューゲルの大樹による圧殺
誘導先は、リーファウス平原にそびえ立つ数百年樹齢の巨木「フリューゲルの大樹」。あらかじめ大樹の根元に仕掛けておいた魔導火薬を爆破し、倒壊する巨大な樹幹で飛行中の白鯨本体を真上から押し潰して地面へ拘束しました。
身動きの取れなくなった白鯨に対し、復讐の刃を研ぎ澄ませていたヴィルヘルムが突撃。テレシアへの想いを胸に、白鯨の頭部を両断して見事に引導を渡しました。圧倒的な戦力差を戦術と絆で覆し、400年にわたり世界を恐怖に陥れた霧の巨獣は、ついに討伐されたのです。