RIP SLYMEの活動休止からPESの脱退に至るプロセスは、極めて不透明な形で進行しました。表舞台でグループの動きが止まったのは2017年4月、メンバーであるSUのプライベートに関する週刊誌報道が発端です。これに伴いグループはイベント出演の取り止めを余儀なくされ、翌2018年10月には公式サイトが突如閉鎖。事実上の活動休止状態へと突入しました。
世間が「グループの再生」を信じて待っていた間、水面下では決定的な亀裂が生じていました。PESがのちに明かしたところによると、本人が脱退を決意しグループを離れたのは2017年9月のことでした。しかし、この重大な事実はファンやメディアに対して一切公表されず、グループの看板は宙に浮いたまま放置され続けたのです。
事態が急変したのは2026年10月でした。RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人が突如としてYouTubeチャンネルを開設し、RIP SLYMEの再始動をアピール。その発信の中で、あたかもPESがまだメンバーであるかのようなニュアンスや、合流を呼びかけるような軽妙なトーンが見られたことで、4年間にわたり沈黙を守っていたPESの堪忍袋の緒が切れました。
PESは自身のSNSを通じて、すでに4年以上前に脱退している事実を公表するとともに、グループを離れざるを得なかった背景には「度重なる話し合いの拒否」や「精神的な追いつめ」があったと赤裸々に吐露しました。ファンに真実を伝えられないままグループの都合の良いプロパガンダに利用されることへの強い拒絶が、あの衝撃的な告白の引き金となったのです。