彼らが日本のポップミュージック史に刻んだ足跡はあまりに大きい。名門レーベルであるワーナーミュージック・ジャパンからリリースされた『楽園ベイベー』や『熱帯夜』は、それまでアンダーグラウンド色が強かったラップミュージックを、夏のアンセムとして全国津々浦々に定着させた立役者だった。
RYO-Z、ILMARI、PES、SUという個性あふれる4本マイクと、トラックメイカーであるDJ FUMIYAが生み出す洗練されたビート。その絶妙なバランスこそが最大の強みだった。しかし、不倫騒動に伴うスポンサー離れやタイアップの自粛は容赦なく彼らを直撃する。クリーンで陽気なサマーチューンの象徴だったグループは、一転してスポンサーやメディアが最も敬遠する存在へと突き落とされた。