りん片とは何の部位?ニンニクの数え方や片鱗との違いまで徹底解剖についての最新情報をお届けします。

植物の世界において、植物用語りん片(学名表記や専門書では「鱗片」と漢字表記)は、魚のウロコのような形状をした小片状の器官全般を指します。鱗片の読み方は「りんぺん」が正しく、平仮名で「りん片」と表記されるケースも多く見られます。

私たちが普段「根」だと勘違いしがちな球根の多くは、植物形態学上は「球根と鱗茎(りんけい)」という分類の中で捉えられます。地下にある短い茎(短縮茎)の周囲に、養分や水分をたっぷりと蓄えた葉が重なり合って球状になったものを「鱗茎」と呼び、この厚みを持った特殊な葉をりん片葉の構造と呼びます。

身近な野菜でいえば、タマネギのりん片が典型的な実例です。タマネギをスライスしたときに現れる何層もの層状構造は、1枚1枚が独立したりん片葉です。外側の乾燥した茶色い皮は水分蒸発や病原菌から内部を守る保護用のりん片であり、内側の白くジューシーな部分が養分を蓄積した肉質りん片です。地中に埋まっているため根のように思われがちですが、根は底面の平らな部位から下に向かって伸びる繊維状の器官であり、食べる部分は「葉の根元」にあたります。