漢字の並びを見て、読み方に迷う場面は少なくありません。代表的な読み方として「にちにちこれこうじつ」と「ひびこれこうじつ」の二つが知られています。
禅宗の法話や古典的な典籍に基づいた正式な仏教用語としての読み方は、漢音・呉音を踏まえた「にちにちこれこうじつ」です。茶席の軸物を拝見する際や、禅の文脈で正確に語る席では、こちらを用いるのが礼儀に適っています。
一方で、訓読みを交えた「ひびこれこうじつ」や、親しみやすい「ひびこれよきひ」「ひびこれこうにち」といった読み方も間違いとまでは切り捨てられません。現在では一般的な慣用表現として辞書にも併記されるケースが多く、日常会話や文芸作品では広く浸透しています。基本として「禅の正読は『にちにちこれこうじつ』、親しみやすい慣用表現として『ひびこれこうじつ』がある」と整理しておくと、場に応じたスマートな使い分けが可能です。