日光白根山は5月下旬まで雪が残り、10月中旬には初冠雪を記録することも珍しくありません。無雪期とされる初夏や盛夏であっても、山頂の朝晩は10℃を下回るため、綿素材の衣服は汗冷えを招き致命的となります。吸汗速乾性の高いベースレイヤーにフリースや薄手ダウンの中間着、そして防風・防水性に優れたゴアテックス等のアウターシェルを重ねるレイヤリングが鉄則です。
秋から春先にかけては、公式発表される日光白根山の冠雪・積雪情報を欠かさず確認してください。10月下旬以降の降雪直後は、岩場に薄氷が張る「ベルグラ」状態になりやすく、軽アイゼンやチェーンスパイクを携行しない安易な入山は滑落事故に直結します。季節ごとの日光白根山における服装と気温の目安を事前に頭に入れ、マイナス気温への対応力を備えておく必要があります。