「出来心だった」「スリルを味わいたかった」――逮捕された被疑者たちが一様に口にする動機はあまりに身勝手だ。しかし、その代償は人生そのものを破滅に追い込む。
数多くの事案を担当してきた刑事弁護士は、近年の処罰傾向についてこう警鐘を鳴らす。「性的姿態撮影等処罰法のもとでは、被害者との示談が成立しない限り、実名報道や懲戒解雇を免れることは極めて難しい。勤め先を失い、家族関係が崩壊し、数百万円単位の損害賠償請求に直面する。法的なリスクは過去の比ではない」。ほんの数秒の浅はかな衝動が、築き上げてきたキャリアや社会的信用のすべてを一瞬で奪い去る。