日本とオーストラリアの時差は最大2時間!都市別サマータイムの真相

日本とオーストラリアの時差は最大2時間!都市別サマータイムの真相

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日本とオーストラリアの時差がこれほど少ない根本的な理由は、「地球上の経度(東西の位置)がほぼ一致しているから」に他なりません。標準時の基準となる子午線において、東京の経度は東経約139度です。これに対し、シドニーは東経約151度、メルボルンは東経約144度、ケアンズは東経約145度、アデレードは東経約138度と、日本の真南に驚くほど一直線に並んでいます。時差は経度15度ごとに1時間生じるルールであるため、南北にどれほど長距離を移動しようとも、東西のズレがない限り時差は発生しません。

ここで際立つのが、「飛行時間の長さと時差の小ささのギャップ」です。成田や羽田、関西国際空港からの直行便を利用した場合、ケアンズまでは約7時間半〜8時間、シドニーやメルボルンまでは約9時間半〜10時間半のフライトとなります。これは成田からアメリカ西海岸(ロサンゼルスなど)へ向かう飛行時間とほぼ同等です。

しかし、アメリカやヨーロッパへ飛んだ場合、現地との時差は7時間〜14時間にもおよび、激しい生体リズムの崩壊(いわゆる時差ボケ)を伴います。これに対し、オーストラリアは飛行時間10時間前後でありながら、時差はたったのマイナス1時間〜プラス2時間です。旅行業界やSNSの体験談でも「オーストラリアは時差ボケが全くないから到着初日からフル稼働できる」「子ども連れでも体内時計が狂わず安心」という評判が定着しています。

ただし、現地駐在員や頻繁に出張するビジネスパーソンの証言を検証すると、意外な盲点が浮き彫りになります。SNSや口コミサイトには「時差ボケはないはずなのに、ホテルに着いたら猛烈な疲労感で動けなかった」という声が散見されるのです。これは医学的に見れば時差ボケ(概日リズムの脱調)ではなく、「夜行便フライトによる慢性的な睡眠不足」および「長時間の機内拘束による肉体的疲労」です。日本発の豪州便は夜間出発・翌朝到着の深夜便が多く、機内で熟睡できなかった疲労を「時差ボケ」と錯覚してしまうケースが多いため、機内での過ごし方には工夫が求められます。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。