国内におけるサッカーと野球の競技人口比較は、常にメディアやファンの議論の的となってきました。長年「野球離れ」が叫ばれてきた一方で、両者の力関係はどのように変化したのでしょうか。
スポーツ競技人口ランキング(日本国内の各種統計)を俯瞰すると、現在も「日常的にプレーする層」の数ではサッカーと野球が激しい首位争いを繰り広げています。野球界(日本学生野球協会など)も深刻な競技者減少に直面しており、高校野球の部員数はピーク時から約4万人減少しました。
しかし、近年の野球界はティーボール教室の無償展開や保護者の当番制廃止など、組織的な普及活動を急ピッチで進めています。これに対し、サッカー界は競技の特性上「走力・体力の消耗が激しく、大人になってから再開しにくい」「11人を集めてグラウンドを確保するハードルが高い」という弱点があり、社会人以降の継続率で野球や草野球に後れを取るケースが見られます。
「観るスポーツ」としての人気は日本代表戦を中心に依然トップクラスを誇るものの、「生涯を通じてするスポーツ」としての定着度において、サッカー界は野球界と同様に大きな岐路に立たされています。