日本国内には多種多様な陸産貝類が存在し、分布域や生息環境も多岐にわたる。フィールドで観察する際、専門の図鑑や観察記録をもとに同定を行うには、いくつかの明確な見分け方のポイントを押さえる必要がある。
陸産貝類の同定における主要チェックポイント:
- 殻の巻き方向:殻頂を上にして殻口を手前に向けたとき、殻口が右にあれば「右巻き」、左にあれば「左巻き」。
- 殻の形状と螺層(らそう)数:扁平か、球形か、細長い紡錘形か。巻きの段数が何層あるか。
- 臍孔(さいこう)の開き具合:殻の底面中央にあるくぼみが開いているか、閉じているか。
- 殻口の縁(唇茸):成貝になると殻口の縁が外側にめくれ上がる(反り返る)特徴があるか。
- 生息場所:樹上、落ち葉の下、倒木の裏、石垣、石灰岩地など。
日本で目にする機会の多い代表的なグループと種類を以下に整理した。