日本の元首は天皇か首相か?国際法と憲法解釈から読み解く真相に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

国内でいくら議論が紛糾しようとも、国境の外側のルールは極めて合理的だ。国際連合のプロトコル(儀礼基準)や各国外務省の公式文書において、天皇は一貫して「国家元首(Head of State)」としての最高級の礼遇を受けている。

外国の元首が国賓として来日した際、宮中晩餐会を主催し、皇居で歓迎行事を行うのは天皇である。国際慣例上、これは元首同士にしか許されない最高位の儀礼だ。一方で、首相が主催する首脳会談や公式夕食会は「政府の長(Head of Government)」としての接遇として位置づけられる。国際外交の舞台において、諸外国は日本に「元首(天皇)」と「行政府の長(首相)」が両方存在しているという前提で、寸分の狂いもなくプロトコルを運用している。