日本に一番近い国は韓国ではない?最短3.7Kmの真相と隣国比較について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をお届けします。

Q1:日本から一番近い国は、結局どこですか?
A1:客観的な直線距離における最短の国は「ロシア」です。北海道根室市の納沙布岬から、現在ロシアが実効支配している歯舞群島の貝殻島まではわずか約3.7kmです。また、北方四島を日本領とする日本政府の立場に立った場合でも、択捉島とロシア領・得撫島の間は約40kmであり、韓国(対馬〜釜山・約49.5km)よりもロシアのほうが日本に近い位置にあります。

Q2:対馬から韓国(釜山)は本当に肉眼で見えるのですか?
A2:はい、条件が揃えばはっきりと見えます。上対馬町の「異国の見える丘展望台」などから、空気の澄んだ晴天の日や夜間に釜山方面を望むと、立ち並ぶ高層ビル群やライトアップされた橋の明かりを肉眼で確認できます。年間を通じて数十日程度、このような鮮明な眺望が得られます。

Q3:飛行機を使って日本から一番早く行ける外国はどこですか?
A3:「韓国(釜山)」です。福岡空港から釜山の金海国際空港への直行便は、離陸から着陸まで実質約40〜50分で到着します。羽田〜伊丹間の国内便と同等かそれ以上に短時間のフライトであり、民間航空機で移動できる世界最短水準の国際線ルートの一つです。

Q4:なぜ「日本に一番近い国は韓国」だと広く誤解されているのですか?
A4:最大の理由は、韓国への航空路線や高速船航路が極めて発達しており「気軽に行ける隣国」として日常的にメディア等で発信されているためです。一方、最短3.7kmのロシア(貝殻島・北方領土)は領有権問題があり自由な行き来ができないため、心理的な遠さが先行し、地理的距離の事実が覆い隠されてしまう傾向があります。

Q5:与那国島から台湾までは泳いで渡れる距離ですか?定期船はありますか?
A5:泳いで渡ることは不可能です。与那国島から台湾までは約111km離れており、その間には世界最大規模の海流である「黒潮」が時速数キロの猛烈なスピードで北上しています。また、2026年現在、与那国島と台湾を結ぶ定期旅客フェリーは運航されておらず、チャーター実証実験や航空機での経由移動が基本となります。