ファンが最も熱望する「神席」の定義は、ステージセットの組み方によって激変します。特に「花道」や「センターステージ(センステ)」がアリーナ中央まで大胆に伸びる構成では、ブロックの価値基準が一変します。
センターステージが中央(主にB〜Cブロック付近)に設置される場合、メインステージ前方のAブロックのみならず、センステを取り囲むB3・B4、C3・C4ブロックの通路側が実質的な最前列へと昇格します。アーティストが花道を歩行・疾走する際、手を伸ばせば届きそうな距離(数メートル以内)で表情や細かな指先の動き、生の声の響きを体感できることが、神席と呼ばれる最大の理由です。
さらに、後方に「バックステージ(バクステ)」や移動式ムービングステージが導入されるツアーでは、通常は最後列となるD・Eブロック後方が一時的な特等席へと変貌します。過去の来場者アンケートやSNSでの報告でも、「アリーナ後方で落胆していたが、アンコールでバクステが目の前に来て号泣した」という証言が多数寄せられています。