保安検査場を抜ける前、2階のレストランや売店コーナーには、旅の記憶を味覚で上書きする絶品グルメが揃っている。取材班が注目したのは、地元の希少なブランド牛を使った「宗谷牛ハンバーグ」だ。オホーツク海と日本海からの塩風を受けて育った牧草を食べた宗谷牛は、引き締まった赤身と爽やかな脂の旨味が特徴で、一口噛むごとに肉汁が溢れ出す。
食後のデザートとして外せないのが、稚内産の新鮮な生乳をふんだんに使用した空港限定の濃密ソフトクリームだ。寒冷な気候がもたらす乳脂の濃縮感が際立ち、搭乗前のひとときに至福の余韻をもたらしてくれる。売店コーナーでは利尻昆布を用いた特製出汁や帆立の加工品など、最北エリアならではの逸品が棚を彩る。