日本青年館ホール座席の見え方!神席・見切れ席の選び方を現地取材の総合ガイドをお届けします。役立つ情報がチェックできます。

日本青年館ホールのキャパシティは1,249席。1階席(797席)と2階席(452席)で構成されている。旧館時代から全面的に建て替えられた現在の劇場は、傾斜の設計が工夫されており、全般的に見通しが良いと評判だ。しかし、1階席と2階席では視界の性質が根底から異なる。

1階席の魅力は、何と言っても圧倒的な臨場感にある。舞台面との距離が近く、役者の吐息や衣装の翻る音までダイレクトに届く。前方ブロック(A〜H列付近)は演者の表情の細部まで肉眼で克明に捉えられる。一方で、通路後方のI列以降は、段差がしっかりついているため前の観客の頭部が被りにくい。全方位的に死角が少ない優良ゾーンだ。

これに対し、2階席は高低差を活かした「全景の美」を堪能するフロアとなる。最前列(2階1列)からの視界は遮るものが一切なく、舞台上のフォーメーションや照明効果を完璧に俯瞰できる。ただし、階層が高い分、キャストの目線と交差する瞬間は限られる。オペラグラスの携行は必須と言わざるを得ない。