海岸から車で数分、緩やかな坂道を登った先に広がるのは、角田浜のもう一つの顔である「新潟ワインコースト」だ。かつて水はけが良すぎる砂丘地帯として農業には不向きとされたこの土壌が、実はワイン用ブドウの栽培に最適な環境だったのだ。
「カーブドッチ・ワイナリー」をはじめとする個性豊かなワイナリーが点在するこのエリアでは、砂地特有のエレガントで繊細な味を持つワインが生産されている。アルバリーニョなどの品種が角田浜の潮風を吸って育ち、グラスの中で華やかな香りを放つ。ワイナリーに併設されたレストランやスパ、イングリッシュガーデンを巡れば、まるで欧州のリゾート地に迷い込んだかのような錯覚を覚える。