長らく「PBR1倍割れ」が常態化していた同社ですが、東証の資本コスト意識改革要請を契機に、経営陣のトランスフォーメーションは加速しました。PBR改善に向けた具体的施策として、政策保有株式の縮減、ROE(自己資本利益率)目標の明確化、そして成長分野への積極的な研究開発投資が同時並行で進められています。
中でも中長期の成長ドライバーとして期待されるのが、次世代半導体パッケージとして世界的に注目度が高まる「ガラスコア基板」関連技術や、オールガラス構造の全固体ナトリウムイオン二次電池材料です。従来の「重厚長大なガラスメーカー」から「先端ハイテク素材企業」へと市場の認識が再評価(リレーティング)されれば、純資産倍率の是正は一気に加速する可能性を秘めています。