2026年の日本電産(現・ニデック)を巡る最大の関心事は、単なる「株価の下落」ではない。「EV関連の成長期待が剥落した後、次の収益の柱を本当に育てられるのか」という点に市場の視線が集中している。
報道各社や公式発表資料によると、2026年度に入り日本電産の株価は年初来で大きく値を下げる局面があった。直接のきっかけは、四半期決算で車載事業の利益率が想定を下回ったことだ。特に中国EV市場の価格競争激化と欧州の補助金縮小により、駆動用モーター「E-Axle」の採算改善が遅れていることが投資家の失望を招いた。
さらに、2026年から2026年にかけて実施した大型設備投資と人員増強が固定費として業績を圧迫。売上高は底堅く推移した一方、営業利益の落ち込みが顕著になり、「増収減益」という形で日本電産の減益理由として市場に強く意識された。