カーテン選びにおいて最も致命的なミスは「現在吊るしている古いカーテンの布地を測ってしまうこと」です。布地は経年劣化で伸び縮みしているため、正確な数値を導き出すことはできません。
インテリアの現場で徹底されているレースカーテンの長さの測り方(ならびにオーダーカーテンのレース採寸方法)の手順は以下の通りです。
- 基準点は「ランナー(吊り環)の下端」:カーテンレール自体の上面ではなく、フックを引っ掛ける固定環(ランナーの穴の底)にメジャーを引っかけます。金属製メジャーを使用し、たるみが出ないよう床まで垂直に下ろします。
- 床面までの距離を測る:掃き出し窓の場合、ランナー下から床面までの総高さを測定します(例:200cm)。
- 黄金比率に従って引き算する:レースカーテンの仕上がり丈は「200cm - 2cm = 198cm」となります。
- フックのタイプ(Aフック)を確認する:レースカーテンは通常、レールを見せる仕様の「Aフック」で仕立てます。レースカーテンにレールを隠すBフックを使ってしまうと、開閉時にレール上部や厚地カーテンの吊り元と干渉して破損の原因になるため、原則としてAフックを選択します。
もし測定値と既成規格に1〜2cm前後のズレがある場合でも、現代の多くのカーテンに標準装備されているアジャスターフックによるレースカーテンの長さ調整を活用すれば問題ありません。アジャスターフックはツマミを上下にカチカチと動かすことで、約1cm短く、あるいは約3cm長くといった微小な高さ補正が工具なしで可能です。