日本語ではすべて「予約」と訳されがちな「reservation」「booking」「appointment」ですが、英語圏では対象物によって厳密に使い分けられています。この境界線を整理しておくと、誤用を確実に防げます。
1. reservation(空間・権利の確保)
レストランのテーブル、ホテルの部屋、劇場の座席など、「特定のスペースや利用権を確保する」際に使います。場所を自分用にキープしてもらうニュアンスが強くなります。
2. booking(台帳への記帳・購入を伴う予約)
航空券、電車、ツアー、宿泊施設など、「台帳(Book)に名前を記録して手配を完了させる」ニュアンスを持ちます。イギリス英語圏ではレストランに対しても「booking」が非常によく使われます。金銭の支払いやチケット発券が絡む手配全般と相性が良い表現です。
3. appointment(人と会う日時の約束)
医師の診察、美容室、取引先との商談、面接など、「特定の人と特定の日時に会う約束」を指します。場所の確保ではなく、人の時間を確保する場合に用います。したがって、レストランの予約にappointmentを使うと不自然になります。
「何を確保するのか(空間か、台帳上の手配か、人の時間か)」という視点で整理すると、迷うことなく適切な単語を選択できます。