インターネットの歴史において、覆面配信者の「顔バレ」は常にスキャンダラスな熱狂を生む。おにやもまた、その例外ではない。過去、生配信中にカメラの画角調整ミスやガラスへの反射、あるいは突発的なアクシデントによって「素顔が露出したのではないか」と騒がれた局面が幾度となく存在した。
切り抜き動画や掲示板で拡散されたスクリーンショットは、その都度ファンの間で激しい議論を呼んできた。ある時は「塩顔の整ったイケメンではないか」と囁かれ、またある時は「知性的な雰囲気を漂わせる好青年」と評される。だが、その大半は巧妙なコラージュや別人の写真、あるいは決定的瞬間とは呼べない不鮮明な影に過ぎない。
本人はそうした騒動すらも持ち前のトーク力でネタに昇華し、煙に巻いてきた。確証のない噂を逆手に取り、自らのミステリアスな輪郭をさらに際立たせる。この絶妙な立ち回りこそが、単なる「顔バレ騒ぎ」で終わらせない彼のエンターテイナーとしての資質を示している。