劇中設定において、レジェンドガンダムは元々アスラン・ザラに与えられる予定の機体でした。最高評議会議長ギルバート・デュランダルは、ザフトのエースであり特務隊FAITHの象徴でもあるアスランに最新鋭のレジェンドを、シン・アスカにデスティニーを授与することで、自陣営の軍事的絶対優位とプロパガンダを確立しようと企図していました。
しかし、議長が描く「デスティニープラン」の歪みに危機感を抱いたアスランは、メイリン・ホークと共にジブラルタル基地を脱走。配備予定だったレジェンドは、アスランを追撃し自らの忠誠を誓ったレイ・ザ・バレルへと託されることになります。
クルーゼのクローンとして生まれ、先天的に極めて高い空間認識能力を有していたレイにとって、進化した第2世代ドラグーンを備えたレジェンドはまさに手足のごとく扱える機体でした。パイロット変更という不測の事態でありながら、結果としてレジェンドの潜在能力を極限まで引き出す乗り手と巡り合うこととなったのです。